富山県の国道8号を走っていると、こんな標識を発見しました。
手のひらというか・・・
何の標識だろう?
何か、意味があると思うのですが・・・
そして、さらに走っていると、また見つけました。
今度は「ぐー」の標識のようです。
と言っても、親指だけ折っているので、グーには見えないのですが・・・
でも、じゃんけんを表しているようですね。
そこで、ネットで調べてみると、「グーパー標識」だということが分かったのです。
それは、寒冷地特有の道路標識です。
手のひらを広げたパーの標識は凍結防止剤を撒く開始点を示しています。
そして、グーの標識は、凍結防止剤の散布終了地点だということです。
なるほど、寒冷地ならではの標識ですね。
そう言えば、道路が坂になっていたり、橋の部分は必ずパーの標識が立っています。
そして、道路端に民家などがあるところにはグーの標識が設置されていますね。
これは、凍結防止剤散布車で走行しながら凍結防止剤を散布しますが、このグーパー標識に従って散布するということです。
高速道路で見かける謎の標識
そして、富山から戻る高速道路にも謎の標識があります。
それは、青い四角をオレンジで囲った標識と青い四角の4辺にオレンジの四角い十字形の標識です。
これらも、寒冷地に見られる標識ですが、何の標識なのか疑問だったのです。
これは「投雪禁止区域指定標示板」といいますが、グーパー標識と同じようなものです。
つまり、同じ役割をする標識だということですが、凍結防止剤散布と除雪区域を示しているということですね。
もちろん、国道のグーパー標識も凍結防止剤の散布だけではなく、除雪車も認識する目的の標識です。
特に、除雪車は雪を集めて道路外に吹き飛ばすので、民家があれば、その場所は避けなければならないということです。